999エーカーの森(チート)

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読書感想文ぶりの文章を投げます

999エーカーの森(チート)

2018年に観た映画の感想まとめ

*このページにちはやふる膵臓バットマン、水等は含まれていません(あとで観ます)

2018年に観た映画を個人的アガり度みたいなもので羅列した結果、ちょっと後半行くに連れてテンション下がってる感じになっちゃいましたけど別に最強ランキングとかそういうのではないです。映画は基本的に全部良いものなので

 

デッドプール

今年一番ウオオオオオ!!となったのは間違いなくこれ!すっかりお馴染みアメコミヒーロー俺ちゃんことデッドプール実写映画化第2弾

前作ヒットの影響で予算の増え方が随所に見られた点やド派手なアクション満載で良かった上、何より大事なデッドプール作品特有のメタギャグ演出が今回凄まじい所まで大冒険していて爆笑と同時に本気で感動しました。

恐ろしいのがエンドクレジットで、あんなこと絶対デッドプール以外じゃ出来ないだろうし、ライアン・レイノルズデッドプールにだけ許された今までのとんでもない積み重ねの結果なのでちょっとずるいかもだけど映画外の要素も相まってめっちゃグッと来ました。立ち上がって拍手する寸前だったので危なかったです。

 

ヘレディタリー/継承

最凶枠ですね、ホラー苦手なのに観た自分を罰したい。

ここ10年で一番怖い!のタレコミから想像していた内容とは全く違い「怖い」というよりは「嫌」という感情がMAXになる映画でした。家族という名の「呪い」が最高に良く表現されていて、こんな目に遭いたくない!この空気耐えられない!の連続で本当に辛くなるのに作品自体の作り込みが異様に細かく丁寧に伏線が散りばめられているので、最悪なことに「もう一回見たい」を強く刺激する作りになってるんですよね

作品そのものが「呪い」として機能する完成度の高さが長編デビュー作なのにヤバイなってなりました。

何よりも主演のトニ・コレットの演技がとにかくヤバい、2018年トップだと思います

 

 ボヘミアン・ラプソディ

自分はクイーンをマジで全然知らなくて、フレディの容姿の変化とかあ、そういうことだったんだ!って初めて知るレベルでした。

で、見事に映画一本で心掴まれちゃった!クイーンってバンド及びフレディ・マーキュリーへの導入として完璧な作品だと思います、映画としても一人のアーティストが上り詰めていった頂点でしか見えない景色の一端に触れられたような感覚も味わえて良。

何より圧巻のライブシーンは元の映像見て再現度に唖然としたし、その後も時系列を調べてみたり、キャスティングそっくり過ぎてヤバイなってなったり、無事アルバムを買ったりしました。強いなぁ~実際名曲だらけなんだもん

 

ブラックパンサー

所謂MCUアベンジャーズシリーズの18作目。貧しいと見せかけ実は超技術大国だった神秘の国ワカンダとその王ティ・チャラのお話。

まずシンプルにテンポが最高でした、要らないシーンがなくて展開→展開→展開でずっと主題をやってくれるので観ていて退屈しないんですよね。序盤のカーチェイスがアクションの見せ場としてしっかり掴みに来るのが良いです。

加えて、本作で一番最高なのがヴィラン(悪役)で、テーマである人種、迫害、復讐、国の在り方について全てがクリティカルな上ストレートに強いのも良かったですし、ある意味写し鏡のような敵と対峙することで視聴者の皆もティ・チャラ王と同じ視点でワカンダ国の問題を直視出来るのが上手だなってなりました。

あとMCUだけど完全に単品で楽しめるのが本当~~~に良かったです、MCUの単品では一番良かったかも

 

 カメラを止めるな!

本年度ベストバズり部門大賞受賞~~~!!!って感じの作品です。

観てる途中ある一点を過ぎてからはもう頭の中がずっと「結構デカめの層が悔しがりそうだな~これ」って気持ちで一杯になってました。

一般大衆から素直にうお~これは面白いぞ~~!!っていう声がめっちゃ出るのも分かるのと同時に普段いっぱい映画観てそうな人達がンモ、モギギギィ~~!!!ってなるのも非常によく分かる大変楽しい映画でした。

実際面白い上に「勝ってしまった」のがホント最高ですね、キャストもむっちゃ個性的な人集まってるし、全編学園祭が如く非常にエネルギッシュでああ^~~次世代の担い手達~~~って気持ち高まって良かったです(内容は?)

 

愛しのアイリーン

中年男性の主人公が母親からの重すぎる愛に押し潰され国外の見合いツアーに参加、フィリピン人の妻アイリーンを実家に連れ帰って来るお話。

正直言ってかなりキツいテーマで日本人どころか人類そのものに乗っかってくる巨大な業、というかこれも一種の呪いのようなものだなと感じました。

愛や結婚、お金と子育てといった今も昔もこれからも付き合っていかなきゃいけない要素を、日本の少子化が進んだ田舎っていう小さな地獄でコトコト煮込んだ結果吹き出して地球上に溢れ返ってしまうようなそんな印象を受ける映画でした。

しかし基本ずっと最悪な展開しか無い本編の中で、それでも極々僅かに見える「愛のようなもの」はどんなに間違っていても決して「嘘」では無かったんじゃないか・・・?と心の奥底で願える作品だったと思います。

 

スリー・ビルボード

娘を殺された母ミルドレッドが、7ヶ月経っても全く進展しない捜査に対して3枚の道路看板を契約、地元警察所長への挑発的な広告を掲載したことで事態は思わぬ方向へ…というお話。

自分の中にある「THE・洋画」ってイメージにバチバチハマって最高でした。全編通して主人公ミルドの変化を感じられるのが何よりも良くて、復讐に燃える真っ直ぐな怒りだけでは人間は…しんどい!っていうのがよく表現されてました。

何よりこの作品それぞれのキャラが立ってて見てるのがとても楽しいんですよね、展開も全く予想してない方向に進むのでストーリーも凄く面白い上、シリアスなのに笑える場面っていうのが明確に何回か出てくるのが、殺伐とした世界でも人間の中にある不完全さや優しさみたいなものが垣間見えてとても好きな雰囲気でした。病室のシーン等名場面多いし、ラストでも二人の変化が垣間見えてブチ上がるので非常に良かったです。

 

ブリグズビー・ベア

ブリグズビー・ベア」見てぇ~~~~!!!!ってなる映画、もっと言うと「ブリグズビー・ベア劇場版」見てぇ~~~~~~~~!!!!ですね。

長年シェルターの中で両親と3人で暮らす主人公ジェームズにとって唯一の娯楽は教育番組「ブリグズビー・ベア」しかしある日警察に救助された彼は、自分が幼少期に誘拐され監禁されていた事を知って…というお話。

長年自分のアイデンティティでもあった作品「ブリグズビー・ベア」を自分で制作する、という行為を通して世界とつながっていく過程が本当に「優しい世界」って感じで良かったです。まぁこんな相手にすら厳しいとマジで身も蓋も無いですからね

しかし主人公も純真無垢って言うよりはある程度世界を疑ってはいるし、その上で初めて知ることは全部吸収しようと努力していて応援したくなるキャラでした。

何より惹かれたのは架空の番組「ブリグズビー・ベア」の80年代子供向け番組っぽさの再現が凄まじい所で、本編もジェームズが作った映画も本当に見たいなぁ~って思えて素晴らしかったです。マーク・ハミルのはまり役っぷりも実に良、吹き替え・字幕両面で色々な歴史が感じられますぞ。

 

シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX 

歴史的サメ映画シリーズ最終章

シリーズ恒例の映画一本分くらい濃い導入は最後まで健在、ぶっ飛んだオマージュや意味不明なカット、何より今回は歴代のキャラがどんどん再登場するのが最高でした!

ストーリーを理解するのは難解ですが原点回帰というかシャークネードとは、サーファーとは、家族とは・・・俺達の目指したかった場所ってどこなんだろう?というフィンとシェパード家の全てに一応の答えが出たのは良かったんじゃないでしょうか(?)

ラスト付近、マジで前衛芸術にも程がある画の連続なので非常に良かったと思います。今まで本当に楽しませてくれてありがとう!

 

若おかみは小学生!

こんなに質の高いアニメ映画、見せてもらっていいのかなって不安になるくらい良かったです。

作り込みの細かさに目と脳がずっと多幸感溢れていてマジで感謝しか無いです、序盤から不穏さの拭えない状態でずっとハラハラしてたんですけど次々と良い出会いを繰り返していって成長していく姿が見れて最高でした。

現在・未来・過去を想起させる本当に上手な配分で、他者のようで実は主人公の内面をよく表現出来てるな~と

最後あんな直面の仕方さすんか~~~グ、グゥゥゥゥ…ッてなったんですけど今まで経験してきたことが全て活かされる形で昇華されていて本当に良かったですね。

素直にパワー貰おうってなれる素敵な作品だと思います。

 

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

MCUアベンジャーズシリーズ19作目の作品。10年続いてきたシリーズの最終章、その前編という映画

ここまでのヒーローが次々登場しまくるのでもう画面は滅茶苦茶で、完全に今までを見てきてないと大混乱すること間違いなしの作品になってます、ヒゲのおじさまばかりで判別つかないですからね。

シリーズを重ねる毎にドンドンお話がスケールアップしていて、金持ちDIYおじさんの個人的趣味から宇宙の全生命にまで発展したのは本当に凄い!ただこのエンディングでこっから一年待たされるのかよ~~~~~~!!!!ってなったので色んな意味でキツい映画でもありました。

様々な部分が後編に丸投げなのでそっちが公開されないことには何も言えねぇって感じですね。上映終わった瞬間後ろの観客を絶対に見たくなる作品の一つですね!

 

来る

僕の好きなタイプの映画です。邦画ホラー、こういう方面の作品バリバリに好きなので大満足の一作でした。

岡田准一松たか子は勿論妻夫木聡柴田理恵も最高に仕上がってて眼福でした、ていうかまず予告が完璧と言うかアレで「うわぁ絶対見よう」ってなりましたね、なんだよあのセット

夫婦どころか"子供"まで含めて全てのキャラクターに「傷」があるの本当に良い、自分の中の痛みと向き合う時にだけ本当の生を感じられるという考え、好きです。

また、日本最強の霊媒師や全国から集まる霊媒師軍団、圧倒的存在感を誇るサブキャラと濃すぎる要素満載な上、なにより逐一音楽がいい!Dum SurferにTemple of Blueを始めああいうカッコつけ方すきです。

 

グレイテスト・ショーマン

幸せな結婚生活を送るものの仕事は破綻、一発逆転の為かつての夢を現実のものにしようと主人公が思いついたのは…?という話。

良(よ)いぞ~~~!全てが良い方向に動いてくれて非常に気持ちよかった。どっかで一歩間違えると胸糞悪くなりそうだなと不安だったけど良い方向に振り切ってくれたので感謝しています。

何より本編中のショーが非常に良かった、強いて言えばラストもっと見たかったくらい、まぁ途中で視点を切り替えるというのが大事な要素なんですけど。

とにかくシンプルに楽しめる娯楽作品なので映画見っか~って時にサクっと見れて非常に良いと思います。オススメです

 

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー

事故死した主人公が幽霊になって未亡人となった妻を見守り続ける話

結構ある死後の世界モノのひとつなんですけどこの作品、他と比べてとにかく静かなんですよね、BGMもほとんど無くてひたすら環境音を楽しむことが出来ます

同じ様に本編もとても静かに進行していくんですけど時間の経過の表現とかが凄いよく出来てて一応は様々に展開はするので予想外に面白くてよかったです

(マジで2時間シーツのおばけが立ってるだけの映像を予想してたので)

死後のイメージとしてこれはこれでかなりキツいなぁとも思うのですが徐々に徐々に消えていく様子としては正しいのかな、と感じたしSFとしても機能しているのが中々面白かったです。

 

ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション

2005年(ヒェ…)のアニメ交響詩篇エウレカセブンのリブート?で良いのかな作品第2部。

正直言って前作ハイエボリューションがあまり良くない総集編でかなり微妙だったので中々に心配だったんですけど今回本筋が完全に新しいお話と新規作画満載で非常に驚き感動しました。

2Dの部分も3Dの部分も良く出来てたのでかなり満足できましたし、本作に於けるアネモネのキャラクターが非常に良くて楽しかった。

惜しいのは完全新規でジエンドが出てきたらな~ってくらいですかね、TV版映像の使い方も今回は全て意味ある利用法で再構成出来てたし、なによりエウレカセブンという作品をちゃんと完結させようとしてるムーブなのが良かったです。

 

機動戦士ガンダムNT

OVA・劇場アニメ機動戦士ガンダムUCのその後を描いた作品。

面白かったです、主人公機であるナラティブガンダムくんが凄いカッコ良かったし、よく動くし、なにより作中ですべての機能を使い切って終わるのが非常に良かった

結局あの後宇宙世紀ってどうなったの?サイコフレーム結局どうすんの?に対して明確な答えが出たわけでは無いと思いますけどUCの締めとしては悪くないんじゃないかなと。

ネオジオングがちゃんと戦ってるのも良かったですね、ラストあんな状況になって自分ならそのまま…って思っちゃいますけどなんないんだなぁ~これが!

 

レディ・プレイヤー1

アトラクション映画~~~~~~~!!って感じの作品

様々なゲームというかカルチャーを取り入れまくって一時停止なしでは全てを見るのは不可能な量が画面に押し込まれていて、すごい映像を楽しむことが出来ます。

本編はどっちかというと映画オマージュ要素が強くて、逆にこれを見て元の作品を楽しむのもアリじゃないかなと。

お話自体は結構フワフワしたお宝争奪戦ゲームで、なんか出てくる敵をなんか倒してなんか幸せになる話なんですけどその「なんか」一つ一つにあのキャラやこのキャラが登場してめっちゃ面白く、見終わる頃にはあ~~楽しんだ~~~ってなれるので良い映画です。

 

BLEACH

あの有名漫画の実写映画。

かなり良かったです、予告等で流れていた戦闘シーンの出来が本当に良くてびっくりしました。

強いて言えば中盤もう一体くらい雑魚を倒すシーンがあっても良かったかな?ってくらい

キャストもかなり頑張っててちゃんとハマってたし、終盤の黒崎一護阿散井恋次の戦いはド派手なアクションてんこ盛りな上スピード感が凄まじくて非常に爽快感溢れるバトルになってました。

ストーリーも順番に敵を倒していくのがシンプルに纏まってて良い構成でした。

 

仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER

タイミングと言うか時期的にありがたいものが見れて本当に良かったし、良かったねぇとなれる映画でした。

ずっと続いていたモヤりにある程度のスッキリが出て滅茶苦茶安心というかこれでやっと区切りがついたんだな~と

お話の方はあっちを立てればこっちが立たずという感じで、結構まぁいっかで思考放棄しちゃいましたけど一定量の楽しみは確実に貰えましたし

必殺技の応酬とかすごく良くて、音声とか結構気を使って頂いて恐縮ですといった所

強いて言うなら思いっきりニコッとした顔が見たかったかな…とかそのくらいですね。

 

キングスマン:ゴールデン・サークル

一言で言うと「ノリづらかった」…かな。

前作キングスマンは小気味良いアクションとテンポ良く進むストーリーで過去のスパイものを皮肉ったりしながらも分かりやすい世界の危機に立ち向かう様子を楽しむことが出来てとても好きな映画でした。

本作でも同様に特徴的な長回しアクションやテンポよく進行していくお話は健在で、スパイアクション映画として非常に楽しい上新たに登場したステイツマンのカッコいい戦い方が魅力的でした。

しかし引っかかる点も幾つかあり、前作キャラの処理の仕方を始め今回の題材である「麻薬」が馴染み無いのに加えてちょっとどうなんだそれはって極端なキャラが目についたことや、前作に比べてラスボス周りがしょぼくないか?ってなる辺りですね。

ハリーが何にどうやって気付いたのか?をもう少し分かりやすくする等、同じ様な話でもうちょい気持ちよく出来たんじゃないかなっと思う部分はありました。

 

パシフィック・リム:アップライジング

やった~~~~~~~~~~~~!!!!パシフィック・リムだーー!!いけー!ドカーーーン!!!!\ドゥーン/ボボボボボボボ映画。

前作で強い要望のあった「明るい昼間の戦闘シーン」をこれでもかと詰め込んだ非常にユーザーライクな作品で、戦闘シーンを見てずっと興奮しっぱなしでした。

自作イェーガー、警察イェーガー、黒い敵イェーガー、暴走する量産型等様々なシチュエーションの盛り合わせで非常にコスパ良かったです。

完全にシリーズ化を目指した作りになっていてパシフィック・リムの続編というよりはパシフィック・リムシリーズ始動!って感じでしたね。

まぁ前作が非常に完璧と言うかやりきっちゃってるので色々続編作るの大変そうだな~って思う場面も多々ありはしました、キャラの処理とか諸々。

 

ドラゴンボール超ブロリー

伝説のキャラクター、ブロリードラゴンボール超の軸に乗せてリボーンした作品。

実にドラゴンボールしてて良かったです。簡潔なストーリーにわかりやすい状況で、満遍なく戦闘シーンだらけで手に汗握れました。島田敏って本当に本当にすげぇなぁ…

戦う地形の変化がすごく分かりやすくて良かったですし、主観視点等も交えたり、氷や地面などの中に入っていく様子も見れて楽しかったです。

何より激しい戦いの中でブロリーがどんどん見慣れたあの姿に近づいていくのはかなり興奮しましたし、ラストも今後の余白がありそうな締め方で気持ち良い作品でした。

 

シュガー・ラッシュ:オンライン

ゲームのキャラクター達が実は意思を持っていて普通に生活したりする映画第2弾。

前作からラルフとヴァネロペの二人が引き続き登場、その後の様子を描いたお話。

テンポよく楽しい映像がどんどん続く映画なのはそのままに、今回また違った「友達」のお話をしていて、インターネットという外の世界に出ることで二人に全く違った感情を植え込んでいるのが非常に面白かったですし、自分を俯瞰することによって感じる恐ろしさと、同時に確かな成長を感じられる良い作品でした。

ただ前回からより強くなってしまった疑問として、この作品世界に於けるルールってなんなの?本懐は何?ってのがあって、ひょいひょい好きな所に行けてしまったり、結構自由な感情持ってるように見えるけどゲーム側からの強制力無いのかなとかそもそも仕事なのか生態なのか、みたいなのが続き物になることで色々生じちゃったというか。

何より前半色々やった割に、それが後半のカタルシスに全く繋がってない辺り等あって若干不満も分かるぞよ、という感想です。まぁトイ・ストーリー4とか来ますからね、またその辺りで相対化してみたいです。

 

アントマン&ワスプ

MCUアベンジャーシリーズ20作目となる作品。そういやインフィニティウォーに居なかったけどアントマン何やってたの?という幕間の話

小さくなったり大きくなったりするアントマンはなんか勝手に戦ったのでFBIに家で軟禁されてたけど色々あって外で暴れます。

前作同様体のサイズを変えることによる特徴的なアクションシーンは豊富で相棒のワスプも登場、お母上を助けるというゴールに向けて激しい争奪戦を繰り返すとても楽しいアクション映画でした。

カーチェイスシーンは色んな仕掛けを駆使していてとても良かったし、マイケル・ペーニャは出てくるだけで面白いのでずるかったです。

ただ今回ちょっと悪役が地味というかアントマンと戦うには絵面的な相性が全然良くなかったんじゃない?という印象、それに部屋のどっかで蚊みたいな音出しながら行われる遠目から見ると世界一地味な戦いとかが無いのもちょっと残念でした。

 

プーと大人になった僕

クマのプーさんに登場する男の子、クリストファー・ロビンが大人になり、余裕ない生活を強いられている所に現れたのは、遠い昔お別れしたはずだったあのぬいぐるみで…

「何もしない」をずっとしていたプーさんと主人公のあまりにズレてしまった感覚に笑いながらもちょっと切なくなる場面が多くて凄く良かったし、粗雑に扱ってしまったことを深く後悔する場面であったり、中盤でプーさんと再会するシーンは本当に感動してかなり泣いてしまいました。

で、ここがクライマックスなら最高だったんですけど終盤はちょっとよくわからない描写がかなり増えてしまった上に、プーさんって元々なんだったっけ?となってしまってダメでした。ラストもそんな着地でええんか?ってなりましたね。

 

ヴェノム

人生の負け組?(という描写)になってしまった主人公がひょんな事から異星生物と一つの体で生活を始める話

主人公エディと共生するヴェノムのバディ感というか相棒っぷりが実に可愛らしくて楽しい上、戦闘時になると滅茶苦茶な身体能力でバッタバッタと敵を倒していくのが爽快感あるアクションで良かった。カーチェイスシーン凄かったですね

ただ少しヴェノムと出会うまでの過程が長かったり、エディはともかくヴェノムの事が全然説明されない為感情移入しづらく、残忍さ全開の様な雰囲気や仕草をしながらゴア描写等はかな~りマイルドなものに抑えられている上、敵との戦う理由がちょっとわかりづらいのもあってイマイチ細部が粗末な印象

実際レーティングへの配慮など製作時に色々あった模様も伺えるのでちょっと色々可哀想だったりもしました。

 

ギャングース

犯罪行為をする事でしか生きていくことすら出来ない状態まで追い込まれた人達をかなり緻密に描写していて、そんな中でも最後の一線を越えたくはないと足掻く主人公達の強い意志を感じられる良い映画。

原作漫画から焦点を当てるキャラを変更したことで一本の映画に収まる良いストーリーに纏まっていたし、主人公3人組をはじめキャストもバッチリ合っていて良かった、彼らの仕事であるタタキ(盗み)のシーン多めなのが良かったですね。

終盤必死に練った計画はギリギリ実現できそう感あって好きだし、最後の死闘も3人で出せる力出し切ってて非常に良い見所になってました。

 

ニセコイ

楽しい気分になれる良い映画です。

全編通して画面がとても明るく、目に優しいですし登場するキャラ達はとにかく全員楽しそうに振る舞ってくれるのでほっこりした気分になれます。

なによりDAIGO演じるクロードはかなりハマってたんじゃないでしょうか、かっこいいシーンが多くてよかったです。

主演二人も演技をとても頑張っていて、ちょくちょく入るコメディ演出も多彩なので退屈しませんでした。

どういうお話なのかは全くよく分からなかったし、存在意義のないキャラクターが数人居たけど特に進行の邪魔にはならなかったのでいい映画だったと思います。

 

ハード・コア

感想の難しい映画。

とにかく描かれる世界が狭過ぎてどうしようも無い感じが強い上ラストの展開くらいしか救いがないのはちょっと辛過ぎるなぁという感じ

ただ主人公達にとって開放ではあったので別に悲しい映画とかそういうことではないとは思うんですけどちょっと表現の幅が足りず言語化が難しい。

山田孝之の全然聞き取れない演技や、荒川良々の相変わらずインパクトあるキャラ性は実によくハマってたと思います。あとはもう画面が暗い!そんくらい

 

ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー

スターウォーズの人気キャラクター、ハン・ソロ誕生を描いたスピンオフ作品、SWっぽいメカやお馴染みの兵士とかミレニアムファルコンとか若いランドやチューバッカが出てくるファン向けの答え合わせ的映画の側面も持ちます。

アクションとかCGとか無論申し分無いんですけどいかんせん画面がずっと暗い、展開も特に凄いことが起きるわけでもないし淡々と進むだけで、なんというか盛り上がりに欠けましたね、敵も地味な知らん人ですし

加えて終わり方まで中途半端で今後もこんなスピンオフやりますよという感じがかなり強くてちょっと辟易しました、どうせ描くならもうちょっと後の方をフォーカスして欲しかったなぁって所です。

 

銀魂2 掟は破るためにこそある

歴史的大ヒットとなった邦画「銀魂」の続編、前回に引き続き上映時間一杯分のネタとギリギリのラインてんこ盛りで非常に良かったです。

良かったっていうか「銀魂」っていうか、前作からこれ映画化って言って良いのかなって思うんですよね、実写化っていうか銀魂のそういう話みたいな所あるっていうか

映画化!ではなく銀魂の1エピソードとして実写でやってみましたみたいな、なので評価は不可能なんだと思います、銀魂のジャンルが「銀魂」なので。

ただ今回もアクション滅茶苦茶頑張ってたと思います!邦画アクションとしてかなり観てて気持ち良いのでオススメなのは間違いないと思いま~す

 

こんな夜更けにバナナかよ

実話に基づいた映画化ということでちょっと足が重くなったものの見てよかったです。

まぁ結構TVの番宣なんかも多いしだいたい内容分かってるよって人も多いかとは思いますが、重い障害を患いながらも自立しようとする大泉洋演じる鹿野の命がけの我儘

実に生に対して貪欲さが表現されていて、悲観的になるでも聖人になるでもなく使える手段を全て使って生きていくハングリーさや、性についてしっかり触れていたりするのが非常に良かったと思います。

運と言ってしまえばそれまでなんですけど、それも行動を起こした鹿野が意地で掴み取ったものだと思うので、嫌な気分にはなりませんでしたが、どうしたって「現実」に一番近い事柄なので色々考えちゃうのはありましたね。

 

ピーターラビット

動物たちが小さな脳味噌で人間と同じ思考をする事が明確に表現されている映画。

この世界に於けるピーター達動物は普段から人の言語で会話・思考しており、手先も器用で人間の生活を完全に理解しています、しかし人間側が動物たちの声が聞けるかどうかは大いなる意志の様なもので決定されるらしく、例え聞こえる人間であったとしても黙っていれば感づかれないことも可能なようです。

工具等が使える割に自分たちの文明力を発展させる気は無いようですが、嫌悪する人間に対しては明確な殺意を向ける等、今後の動向が非常に気になる生物達でした。