今年はいっぱい見るゾ/お金が無くなっちゃったゾ/腰痛になっちゃったゾ
2つ目の記事を書く気力が出るとは夢にも思っていませんでした。
「いや思ってなかったんかい!w」
えっ!
去年の暮から涙が止まらず家が水没したため最新の映画感想です。
~年始から2月中旬くらいまで~
クリード 炎の宿敵
あのボクシングする映画ロッキーのロッキーが年老いた後のお話、の更に続編
面白っ
めっちゃ面白かったです。前作「クリード チャンプを継ぐ男」もかなり良かったんですけど5倍増しくらいで良かったです。相変わらず老いたスタローンの演技や雰囲気が滅茶苦茶好きだし更に迫力の増したボクシングシーンが最高でした。
スポ根要素とかどんどんマシマシになってて良かったですね、主人公の身体そのものまでキレキレに進化していて良かったです(ライバルも物凄いんですけど)
「ロッキー」の名曲の使い方も本当に好きです、本当に盛り上がる所で来るのでシリーズ全部見てきたわけでもないのに「これあの有名なやつじゃん!」でジンとくるのが良い。
ただ今回特に良かったのが、主人公アドニスの「何の為に戦うのか」が明確に示される所で、前作で擬似家族の様な関係になったロッキーとアドニスが改めて自分の人生を見直していく過程がすごく印象的で、ジムで泣くシーンとか見てるこっちが泣きそうになるくらい堪んなかったです。
ライバル役であるヴィクターにも「何の為に」という部分で非常~に感情移入できるのもまたグッド
劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」II.lost butterfly
言うことなくないかなこれ…
贅沢品
今回も非常に脳味噌が喜ぶ映像となってました、ありがとうございます
映像のレベルとか比較対象が全然ないのでとにかく凄まじかった(小並)としか言えないんですけど特にバーサーカーの活躍シーンは良かったですね、思い切りがあって
話のそのものの内容とか知ってる人は深~く知ってて、知らない人は全く知らないみたいな凄い開きがあると思うのであんま触れないんですけど
こういうノベルゲームのルートが3つも丁寧に映像化されるなんて事この先ないだろうなと思うとこれはまたとんでもなく贅沢な体験をさせて貰っているなと強く感じてしまうのでした、来年みんなで成仏しましょう。
あ、本作の主題歌であるAimerの「I beg you」はマジでハチャメチャに良かったです。歌詞が最高に合ってるし、Aimerの曲の中でもトップクラスに好きですね、感謝します
映画刀剣乱舞
大人気シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を実写映画化!
非常にわかりやすい、優しい作品
この映画、とにかく解説が丁寧というか何がどういうことなのかちゃんと説明を入れてくれるんですよね(刀剣男士とは?何が目的なのか?誰が敵?等)
一見さんでも問題ない作りは一本の映画としてすごく良いところだと思います。
特に逐一キャラクター同士がしっかり名前を呼び合ってくれるのが非常に良いですね。こういうたくさんのキャラクターが登場する作品だとフルネームを連呼してくれるのが一番把握しやすくてすごい助かります。
CGとアクションもかなり完成度高くて見ててしっかり楽しめましたし、キャストも合っててすごいカッコ良かったです、特に日本号役、岩永洋昭さんはマジでカッコいい
一点あるとすれば必殺技みたいな演出はもう仮面ライダーに振り切っちゃって良かったんじゃないかなって所ですかね、敵は普通にエフェクト盛ってたしドンドコやっちゃっていいんじゃないかな とかそのくらい
人気漫画「がっこうぐらし!」を映画化、学園生活部のサバイバルを見よ!
かなり綺麗にまとまってるな~って感じです
所謂ゾンビものなわけですけどそこに学園生活部っていう4人のキャラクターを編み込んでるのが面白かったです、生きていく為の行動=抵抗や、各キャラクターの心情がそれぞれ描かれていてよかったです。戦闘要員がしっかり戦ってるのもgood
焦点を当てるキャラを恵飛須沢胡桃にしたことで一本の映画としてもアクションのメリハリにしてもうまく噛み合っているのが非常に良かったなと思います(去年のギャングースなんかも同じ部分が良かった)役者さんの身長も高く、頼りになる感じありましたね
中盤の教室からドンドンゾンビが溢れてくるシーン等、ゾンビパニック的に満足できる場面が多いし、何よりゾンビ役の人数がとても多いのがチープさを軽減してて非常に良かったですね あの人数は正解な気がする。
個人的にはアニメ12話分よりもキレイに纏まってる印象、りーさんとみーくんの心情や反応も理解しやすく描写されていて結構好きな感じでした。
PSYCHO-PASS Sinners of the System Case.1 罪と罰
人気アニメ「PSYCHO-PASS2」のその後や過去を描く新作シリーズ
宜野座さんの活躍を楽しむ寄り道的エピソード
サイコパスのCGってすごい不思議でテクスチャそのものはめっちゃ凄いって訳じゃないはずなんですけどキャラクターの絵と背景の馴染ませ方がとんでもないなと毎回思うんですよね、今回も更に上手くなってるように感じたんですけども。
TVシリーズでごにょごにょっとした霜月監視官と宜野座執行官の成長を描いている本作は霜月が随所で見せる多彩な表情と宜野座さんがバリバリ戦うアクションの2つを同時に楽しめるのが良かったです、ドミネーターより遥かに役立つ左手は本当に頼もしいですね。終盤の決戦なんかも非常に見応えありました
ちょっと気になるのは全体的な尺が本編1時間というのもあってちょっと早回しみたいになってる所がチラホラ見えるのに加えて、ちょっとどうなんだそれはって感じの台詞が頻出する事ですかね「何を言っているの 悪者は あなたじゃない!」みたいなので畳み掛けられるとちょっとクラっとしてしまう ちょっとだけ
まぁ一話完結で見やすくもあるというか昔のTVSPみたいな感覚かなぁ と
3部作連続公開なので全部通しで評価してみるのが良いのかなぁ
劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ
懐かしの名作が、スクリーンで蘇る!
ダイナミックな同窓会みたいな雰囲気
シティハンターの本編、全話しっかり把握しているわけでは無くて概ねテンプレ通りを楽しむシリーズという作品だと認識してるんですけど本作も完全にいつも通りを徹底してて凄かったです、キャスト陣とかよくもまぁこれだけ揃うなと声聞いてるだけで感動しちゃうんですけど、これはこれで時代的に贅沢な上かなりの限定商品だと思います。
2Dの車がぐりぐり動いてたり、キャラデザインもそのままに今風の絵になっててとても見やすい上アクションシーンも見応えあって満足しましたし、加えて背景が凄くキレイだったから新宿の街描写が本当に良かったです
内容的にはあんなポンコツ精度のドローンで皆買うのかなとかキャッツアイの出番とか「考えろ」と突っ込まれた直後に全く考えていない所とかどうなんだってのはあるんですけど客席の皆さんは笑っていたので良かったですね、そう言う世代というか直撃世代から今の人まで色んな客層が来ているのも印象的でした。事後処理のくだりで全員ウケてたのが非常に良かった(僕もすごい笑いました)
一番はやっぱエンディングですね、お馴染みのGet Wildが流れるんですけど映像が最高に良かった、今までの歴史を存分に感じられるし長い年月を経て来た作品のリメイクやリブートでは全部こういうのやってくれると嬉しいです。
本編見てない人が見に行くのか!?と思うんですけど行くんですよねこれが
ゲド・バッカくんの立体物が欲しい!!
これが初見の人何も意味がわからないと思うので完全にファン向け映画ですし説明とか全然ない上、正直本編で気になったアレやコレがまるっと解消はされなかった印象もままあるので優しい作品ではあんまないかもしれない
しかし!完全新作で続編が見れるのはとんでもなく嬉しかった!僕はコードギアスが大好きなのでこうして本編のその後をきちんと描いてくれたのにはもう何より感謝しかなかったです、本当にありがとうございます
作風そのままだし出てくるKMFはカッコいいし(パワーインフレは過去最大風速では?)ストーリー的にもファンが気になる部分なのと同時に敵側の事も考えられる感じになってるのが良かったですね
「復活」部分に関してはまぁそんな様な…事では…ないかと…皆は薄々って感じなんでそんなに感情が尖ることは無かったし作る側もちゃんと想定していた為落ち着いた感じになってると思いました。
・・・ただ一点滅茶苦茶引っかかる部分はあって、本作かなりファンの声をガッチリと受け止めている感が随所に溢れていて、人気キャラが一同に介したり、あのキャラに対する扱いとかそりゃいくらなんでも反映し過ぎではみたいに思う程の呼応っぷりなんですけども…
僕は…僕は本当に彼が大好きなので、その一点に対する希望が見たかったので…
アレでいいのかなぁ… とは… 少し
アクアマン
一応シリーズモノだけどそういうの関係なく楽しめるのが本当に良いですね
映像凄すぎ
凄すぎない?しか言えなくなってしまう、中盤登場する海底都市は滅茶苦茶キレイな上細部までしっかりと作り込まれていてもうこれだけを延々と眺めていたいし、大規模な戦闘シーンはもう宇宙戦争とかそういうレベルになってるし戦闘シーンはどこを取っても名シーンだらけで本当に凄かったです。
海中の描写も勿論激ヤバなんですけど地上での戦闘(特にブラックマンタ戦)もすんごい力入ってて非常に見応えありました、あのデザインでしっかり強敵らしく出来るのがまた凄いし、鉄男的シーンも良かったですね。
で、何よりやっぱりこの映画テンポがとんでもなく良い、お話シーンの雰囲気を察すると即座に攻撃を仕掛けてくる敵の「絶対に観客を飽きさせないぞ」という鋼の意志をそこかしこで強く感じ取れるのが本当に素晴らしいと思うし、実際それでドンドン展開していくのが良かったです
ストーリーも実にわかりやすい上スケールも大きくてこれもうこの後やること無くないか?って所まで行っちゃってて逆に心配になるくらいだったので今後の展開の仕方がとても気になりました。
DCエクステンデッド・ユニバース、これからも楽しみです。
人類が月に行くのってどういう事なのか
超楽しい!みたいな映画では決して無いので票が割れたりはしそう
かの有名なアポロ計画で初めて月に着陸を試みるまでを色んな側面も交えて描いているのが面白かったです、誰が何の為に月なんかに行こうとするのかを突き詰めてしまうとかなり途方もなくアホらしい話にも見えてきちゃうけど間違いなくそれこそが人間だよなとも思えるわけで
夢やロマンで片付けるには本当に末恐ろしいプロジェクトだったんだという部分の強調の仕方が結構えげつなくもあるんですけどそれに加えて主人公とその家族が抱く余りにも大きな不安や、焦点の合わない希望がよく描かれてたと思います。
それも相まって「人類の大きな一歩」と「主人公の小さな一歩」がリンクしていく感じは凄く良く出来てたし、満を持して登場したロケットの映像は凄く良かったです。
しかし本作異様な閉鎖空間であるコクピットの視点がとても多く、本気で恐怖を覚えるシーンが多かったので合わない人もそれなりに居るかなとは思います、よく出来ているだけに ですけども
ライアン・ゴズリングのあのマジでなんとも言えない最高の表情がたくさん楽しめる作品でもありました。
毎月、でやろうかと思ったらもう2月も半分が過ぎてしまっていて本当に焦ったりもする次第です、ではまた